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2010年9月22日(水) 19:30 |
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吉備津彦神社で池の水質浄化作戦
ここ数年汚れが酷くなっている岡山市の吉備津彦神社の境内に広がる池を蘇らせようと、22日から水質浄化作戦がスタートしました。あるものを池の中に撒くという作戦ですが、実験開始初日から早くも効果が出ています。
岡山市北区の吉備津彦神社です。桃太郎のモデルである吉備津彦命が本殿に祭られていて、年間およそ50万人の参拝客が訪れます。 本殿の前には神池と言われる池が広がっています。 この池の汚れがひどくなったのが4年ほど前、周辺道路の整備が行われた影響で水の循環が悪くなったのが原因の一つと考えられています。水面は藻などに覆われ赤潮のような状態となっています。龍神が舞い降りるとの伝承もある神池を蘇らせたい、その思いから神社では22日から水質浄化作戦をスタートさせました。 ボートから撒かれるのはセラミック製の玉です。 長年水質浄化について研究している岡山市の男性の協力を得て、およそ1万1千平方メートルの池に80キロ以上のセラミックの玉が撒かれていきます。 セラミックの玉を撒いてからおよそ5時間後驚くことに水面を覆っていた藻が見当たりません。 午後に一時的に雨が降った影響も考えられますが、普段の雨が降った後の池とは様子が違うといいます。 本格的に水質の浄化が進むのは2週間から1ヶ月かかるということですが、早くも期待が持てそうな効果も現れた今回の作戦。結果に注目です。
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