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2010年9月22日(水) 19:30 |
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たばこ値上げで禁煙ブーム
来月1日から100円を超えるたばこの値上げが実施され、喫煙者にとっては経済的にも負担となります。 値上げを前に病院では、禁煙外来の予約が急増、ドラックストアーでも禁煙グッズなどの問い合わせが多くなるなど、禁煙ブームに火がつきそうな様子です。
昨年12月、政府がタバコ1本あたり3.5円の大幅増税を打ち出したことで値上げが決まったタバコ。 10月1日から大半の銘柄で110〜140円と、過去最大幅の値上げとなります。 喫煙者にとってはなんとも耳の痛い話ですが、値上げを機に禁煙しようという人も増えているといいます。 岡山市北区平田の岡山県健康づくり財団付属病院です。 こちらの病院では、禁煙する人をサポートする禁煙外来が設けられています。 値上げを間近に控え、病院は急に増えた予約の対応に追われています。 病院での治療方法は、ここ数年で変化しています。 以前はタバコの成分ニコチンを含んだパッチやガムによる治療が主流でしたが、2年前、ニコチンを含まない薬による治療も始まっています。 タバコを吸うことでニコチンが体内に入り、脳内にあるリセプターと呼ばれる組織と結合することで、一時的なリラックス効果が得られますが、ニコチンは中毒性が非常に高いといった問題があります。 新しい治療に使われる薬には、ニコチンの代わりにバレニクリンという中毒性が低い成分が使われ、服用するとタバコを吸ったような気分なるということです。 値上げが禁煙ブームに火をつけそうな勢いですが。 禁煙するには何よりも強い意思が必要になることは間違いなさそうです。
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