大和哲也(右)に快勝し、勝ち名乗りを受ける卜部功也
「Krush.10」(20日、後楽園ホール)
7月にK‐1アンダー63キロトーナメントを制して初代王者となった大和哲也(22)が、王者としての初戦で惨敗する大波乱が起きた。
08年K‐1甲子園準優勝の卜部功也と激突。1回、K‐1でKOの山を築いた必殺の左フックでグラつかせた直後、逆に左でダウンする。その後も、たびたび左を被弾して血しぶきをあげ、最終3回には開始から猛攻をかけたが左でグラつかされ、大差の判定負けを喫した。
試合後の大和はノーコメント。金星の卜部は「この前のK‐1のベルトは本物だったのかな?って思ってます。来年、Krushにベルトを持ってきます!」と高らかに宣言し、大和とK‐1の決勝を争った久保優太を次の標的に挙げた。
(2010年9月20日)