レッドソックス戦で10セーブ目を挙げたオリオールズ・上原=フェンウェイ・パーク(AP=共同)
「レッドソックス2‐4オリオールズ」(20日、ボストン)
軽やかなマウンドさばきだった。オリオールズの上原浩治投手(35)が2点リードの九回に登板すると、先頭打者を中飛に打ち取り、続くドルーは空振り三振。最後はバリテックをすべて速球で3球三振に仕留め、敵地で10セーブ目を挙げた。
両翼が狭く、独特の形状のフェンウェイ・パークは昨年、経験済み。巨人でチームメートだった相手の岡島との会話で「去年とマウンドの土が変わり、硬くなったと聞いていた」。硬い方が合っている上原は、自分には好都合だと自らを奮い立たせた。
地区最下位は変わらないが、8月以降、チームは28勝18敗。上原も抑えを任されて1カ月でセーブを2けたに乗せた。故障に泣かされたシーズンだっただけに「この場にいられることが楽しい。結果が出ればなおさら」と喜びをかみしめた。
(2010年9月21日)