2010年 9月 22日 中国漁船衝突事故で観光フェア中止 △▼ 尖閣諸島沖での中国漁船衝突問題で波紋が広がっています。２４日から中国・上海のデパートで開かれる予定だった香川県など四国４県の観光フェアが中止されることになりました。上海市内にある久光百貨店で２４日から２８日まで、香川県など四国４県の特産品を販売する観光フェアが開かれる予定でした。しかし２１日、現地で準備を進めていた愛媛県の職員から香川県に中止の連絡があったということです。中止の理由について上海の主催者側は「日中情勢が不安定なことから安全面に考慮した」としています。一方、中国・広東省に自社工場を持つ綾川町の食品製造会社には今月１８日、中国の総領事館から現地での行動に注意を促すメールが届いたということです。香川県によりますと中国に工場や支店を持つ会社は県内に５９あり、現在のところ業務に影響は出ていないということですが、県では今後の情勢に神経を尖らせています。 岡山でも漁船衝突の波紋広がる ▲▼ 一方、岡山でも中国人観光客のキャンセルが相次ぐなどの影響が出ています。岡山空港を発着する上海便を運航している中国東方航空岡山支店によりますと来月中旬の便を予約していた２３４人から、今月１６日、中国の旅行代理店を通じてキャンセルの申し出があったということです。一方、岡山市北区の岡山商科大学附属高校では２年生９人が１１月１５日から４泊５日の日程で、上海への修学旅行を予定していますが、来月中旬まで、状況を見ながら実施を検討することにしています。また岡山市では、来月開幕するおかやま国際音楽祭に友好交流都市の中国・洛陽市からアーティストなど４人を招くことにしていますが、これまでのところ、予定に変わりはないということです。また岡山県も中国江西省への経済訪問団を２４日、予定通り派遣することにしています。 万引き報告せず　岡山市教委が職員処分 ▲▼ 書店で万引きし警察で事情を聞かれたことを４ヵ月余り報告していなかったとして岡山市教育委員会は市内の公立学校の男性職員を停職４ヵ月の懲戒処分にしました。２１日付けで停職４ヵ月の懲戒処分となったのは岡山市北区の公立学校に勤務する、３０歳代の男性職員です。市教委によりますと男性職員は今年４月１９日午後１１時半ごろ北区の書店でスポーツ雑誌など５冊、あわせて７３００円余りを、上着の中に隠して持ち出したところ、警備員に見付かり、警察で事情聴取を受けました。男性職員はこの事実を４ヵ月余り経った先月２４日まで、校長に報告していませんでした。男性職員は「衝動的にやってしまった。動揺して、どうしてよいかわからず、報告できなかった」と話しているということです。 介護費不正受給事業所　県が指定取り消し ▲▼ 介護給付費約１４６０万円を不正に受給していたとして岡山県は岡山市のＮＰＯ法人に対し、介護事業者の指定を取り消すと発表しました。来月１５日付けで取り消し処分となるのは岡山市北区で障害者福祉サービスを行うＮＰＯ法人、「青い鳥」です。岡山県によりますとこのＮＰＯ法人の５０代の男性理事長は自らが訪問介護サービスの利用者であることを悪用し、実際には受けていないサービスを受けたように書類を偽造するなどし、今年７月までの約２年間に約１４６０万円の介護給付費を不正に受け取っていたということです。内部告発を受けた県が今年６月から監査を行って明らかになりました。また岡山市ではＮＰＯ法人に約１４６０万円の返還を求めるということです。 Ｂ−１岡山勢大健闘　知事に入賞報告 ▲▽ 神奈川県で開催されたご当地グルメの祭典「Ｂ１グランプリ」で２位と４位に入賞した蒜山焼そば好いとん会と津山ホルモンうどん研究会のメンバーが岡山県庁を訪れ入賞を報告しました。メンバーらは県庁を訪れ石井正弘知事に入賞を報告しました。今月１８日と１９日に神奈川県厚木市で開かれたＢ１グランプリでは、津山ホルモンうどんが去年の３位に続き、今年も４位入賞、初出場のひるぜん焼そばは２位に輝き岡山県勢が大健闘しました。次回のＢ１グランプリは来年１１月、兵庫県姫路市で開催されます。