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【芸能・社会】

セイ!ヤング+オールナイト 史上初の局をこえた新番組放送

2010年9月21日 紙面から

ラジオ復活に意気込む左から谷村新司、泉谷しげる、さだまさし、南こうせつ。会見では4人がギターの弾き語りで「神田川」を即席披露した=東京・有楽町のニッポン放送イマジンスタジオで(五十嵐文人撮影)

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 1970年代にラジオの深夜パーソナリティーとして人気を呼んだ泉谷しげる(62)、さだまさし(58)らフォーク界の大御所4人が協力し、ニッポン放送と文化放送でリレー形式の番組「セイ!ヤング・オールナイトニッポンAre you ready? Oh!」を11月から放送することになり20日、東京・有楽町のニッポン放送で泉谷、さだ、谷村新司(62)、南こうせつ(61)がそろって会見した。

 “ラジオを元気に”をテーマに企画されたスペシャル番組。ライバル局が局の垣根を乗り越えてひとつの番組を放送するのはラジオ史上初の試みになる。初回放送は11月6日。毎週土曜日に、文化放送で午後8時30分から同9時まで、ニッポン放送で午後9時から同9時30分まで放送される。泉谷らパーソナリティー4人の担当は固定せず、2人や時に4人でなど、フレキシブルに対応していく。

 かつて文化放送の「セイ!ヤング」に出演した谷村は「局を越えて、みんなが同じ思いで何かを楽しく伝えることは時代的にも大切だ」。それぞれ高い志をアピールしたが、4人がそろうと早々に“残尿感”の話題で盛りあがり、南が「新党、残尿党結成です!」とぶち上げれば、泉谷も「子ども手当じゃない、残尿手当を出せ!!。田代まさしはごまかすな、(薬物を)やり続けると言ってくれ!」などと時事ネタを交えて言いたい放題。かつての深夜放送のノリを再現し、新番組への期待感?をあおった。

 今回の企画に連動し、来年1月29、30日には東京・日本武道館で4人が出演してのコンサートも開く。谷村は「(吉田)拓郎たちも飛び入りしてくれればいい。みんなで楽しくやりたい」と話していた。

 ◆「セイ!ヤング」と「オールナイトニッポン」 「セイ!ヤング」は1969年から94年まで文化放送で放送され、深夜放送の全盛期を盛り上げた。初期には、みのもんた、落合恵子ら同局のアナウンサーがパーソナリティーを担当。その後、郷ひろみや笑福亭鶴瓶ら多彩な顔ぶれを起用した。さだ、谷村は同番組の出身。

 一方、現在も放送されているニッポン放送の長寿番組「オールナイトニッポン」は67年のスタート。初期には糸居五郎ら伝説のDJが出演し、70年代は泉谷や南、吉田拓郎、中島みゆき、笑福亭鶴光らにぎやかなパーソナリティーで若者文化に大きな影響を及ぼした。

 

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