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【芸能・社会】センターは内田眞由美 AKB48シングル選抜じゃんけん2010年9月22日 紙面から
人気アイドルグループ「AKB48」が、19枚目シングル(タイトル未定、12月8日発売)の選抜メンバー16人を、1対1のじゃんけんで決める「19thシングル選抜じゃんけん大会」が21日、東京・九段下の日本武道館で開かれた。研修生を含むメンバー51人が4つのブロックに分かれて参加するトーナメント方式で、ベスト16入りしたメンバーが選抜に。優勝者は同曲を歌う際のセンターポジションを獲得できる。約2時間の激闘を制したのは内田眞由美。今年研究生からチームKに昇格したばかりの16歳が、一夜にしてシンデレラとなった。 会場を360度埋めつくした1万1000人のファンの大声援を受けながら、6回に及ぶ勝負を制した内田は、初の選抜入り、しかもいきなりのセンター獲得に、信じられない様子で両手でほおを覆った。 メンバーの人気を争った6月の総選挙の順位も、先輩後輩も一切関係ない。勝てば天国、負ければ地獄のガチンコ対決は、開始早々、チームBキャプテンの柏木由紀(19)がいきなり敗戦する波乱の幕開けとなった。 前代未聞の“下克上”は容赦なく続いた。今年の総選挙1位のエース大島優子(21)が1回戦であっさり敗北。インディーズ時代を含めてこれまでの全シングルで選抜入りを果たしてきた初期メンバーの高橋みなみ(19)と板野友美(19)も初戦で姿を消した。 シード権を持つ前田敦子(19)は、2回戦で5位の渡辺麻友(16)を下して意地の選抜入り。真っ赤な勝負ドレスの小嶋陽菜(22)も勝負運を味方に付けて16強に名を連ねた。勝ち進んだ16人のうち、8人が初選抜というフレッシュな顔触れとなった。 そして、迎えた決勝は、内田とチームB所属の石田晴香(16)による16歳対決となった。会場には「晴ちゃん」コールが響き渡り、内田にとってはほぼアウェー状態だったが、深呼吸をして雑音を封印し、総選挙で27位を獲得した“格上”相手に真剣なまなざしでこぶしを突き合わせた。 グー同士のあいこの後、再びグーを出した内田に対し、石田が選んだのはチョキ。握り締めたそのこぶしでガッツポーズを作るように喜びを爆発させた。 「私は今まで選抜に入ったことがなくて…。それなのに皆さんが応援してくれたおかげで一番になることができました」。目に涙をためながら内田は感無量の様子で話した。 この激戦を見守った大島も「内田は私に下克上するといっていたけど、まさに有言実行。センターに立ちたいという気持ちが強かったから勝てたのでしょう。みんなの気持ちを背負って、自信を持って19枚目シングルを歌ってほしい」とねぎらった。 なお、この対決の模様は、全国29カ所42スクリーンでも中継が行われた。
◆じゃんけん大会ルール (1)掛け声は「じゃんけんぽん」のみ。「最初はグー」はなし。あいこの場合は仕切り直しとし、もう一度「じゃんけんぽん」 (2)試合前に「グーを出します」などといった心理戦はOKだが、相手に「グーを出して」などと強要する行為は反則負けとする (3)後出しと思われる対戦はビデオ判定を行い、認定された場合は再戦とする (4)じゃんけんを行う腕には指輪などの装飾品を付けてはならない 選抜入りメンバー<1>内田眞由美<2>石田晴香(3)小嶋陽菜(4)仲川遥香<5>前田亜美<6>佐藤すみれ、(7)佐藤夏希(8)高城亜樹<9>中塚智実(10)倉持明日香(11)小林香菜<12>田名部生来(13)河西智美<14>松井咲子(15)前田敦子<16>近野莉奈(順位順、( )は初選抜) ●内田眞由美(うちだ・まゆみ) 1993(平成5)年12月27日生まれ、東京都出身。身長150センチ、B80・W57・H86センチ。血液型A。2007年にAKB48第2回研究生オーディションに合格。今年3月12日にチームKに昇格した。ニックネームは「ウッチー」。
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