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【格闘技】

内山 将来の夢は『ラスベガス』

2010年9月22日 紙面から

KO防衛を報じたスポーツ各紙を広げ見入る内山高志

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 WBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(30)=ワタナベ=が、2度目の王座防衛成功から一夜明けた21日、東京都内の所属ジムで記者会見し、将来の夢として、「海外のトップ選手から声をかけられるような王者になりたい」とボクシングの本場・ラスベガスでのビッグマッチに意欲を見せた。また、内山の右フックでほお骨を骨折し、病院に検査入院していた挑戦者のロイ・ムクリス(インドネシア)が、新たに鼻骨も骨折していたことが判明した。

 王者は「ホッとした。勝ててうれしかったが家に帰ったら込み上げてきた」と振り返り、最終面を飾った本紙などスポーツ紙を見ながら、あらためて防衛の喜びをかみしめた。渡辺均会長は「世界戦のリズムに慣れて落ち着いていた」と技術的な成長にも目を細めた。それでも評価は70点。残り30点にパンチの的確さを挙げ、内山にさらなる進化を期待した。

 次回防衛戦は来年1月、暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)との王座統一戦が有力。渡辺会長は「ソリス側はメキシコでやりたがっているようだ。内山のパンチ力は一番。交渉次第だが、場合によっては敵地でやってもいい」とメキシコでの防衛戦も視野に入れた。

  (山崎照朝)

 

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