日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が、23日に行われるJ2を初視察することが明らかになった。トルシエ、ジーコ、オシム元監督ら歴代の外国人指揮官はほとんど関心を寄せなかったJ2に、来日間もない監督自身が「直接出馬」するのは異例だ。
同監督はこの日、東京・本郷のJFAハウスで、A代表、五輪代表全スタッフによる初のミーティングを開いた。約4時間の議論で、来月のアルゼンチン、韓国両戦に向け、視察で得た情報の交換や今後のスケジュールなどを確認。初めて指揮を執る埼玉合宿にはベンチ入り枠の23人を招集する見通しで、今月30日に発表することも決めた。
原技術委員長によると、同合宿でアジア大会に出場するU−21代表と合同練習を実施するプランがあり、きょう22日の強化担当者会議で各クラブに協力を要請する方針。すべては新戦力の発掘と日本のサッカー事情の把握が目的で、J2視察もその一環。ザック監督が、戦力拡大へ精力的に動きだす。 (松岡祐司)
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