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【プロ野球】

ロッテ・西岡がイチローに並んだ 日本タイの年間26度目猛打賞

2010年9月22日 紙面から

◆ロッテ12−2楽天

 天才イチローに、ついに肩を並べた。5回1死一塁、ロッテ・西岡がこの日3安打目となる中前打を放ち、今季26度目の猛打賞をマーク。1996年にイチロー(当時オリックス)がつくった日本記録に並んだ。

 「本当に光栄。少年時代に、あこがれの目で見ていた偉大な選手に並べたことは夢のようです。でも、イチローさんのレベルじゃない。勘違いしないように」

 イチローが日本記録を刻んだのは西岡が12歳の時。94年にシーズン200安打をマークした時は自宅でテレビ観戦していたという。そんなあこがれの人とは06年の第1回WBCで一緒にプレー。「野球の取り組み方とかがストイックな方。そうでないとあれだけの成績は残せない」。プロ意識をさらに高めるモチベーションにもなった。

 さらなる栄誉にもあずかった。安打を放った1、3、5回はいずれもホームに生還し今季118得点。85年に落合博満(現中日監督)がマークした球団記録にも並んだ。「後ろを打ってくれる打者の皆さんがチーム打撃でかえしてくれた。チーム全員でつくり上げたもの」と声を弾ませた。

 この日の3安打で今季197安打とし、パ・リーグでは94年のイチロー以来となるシーズン200安打まであと3本に。打率も3割4分3厘まで伸ばし、首位打者争いでカブレラ(オリックス)を抜きトップに浮上。自身初の打撃タイトルにも一歩近づいた。 

  (鶴田真也)

 

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