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【プロ野球】阪神痛い黒星 あぁ鬼門…ナゴヤ勝率1割2010年9月22日 紙面から
◆中日3−0阪神今年の阪神にとって、やはり名古屋は鬼門のままだった。勝てば中日と0・5差、2位ながらマジックが点灯するという大一番でも、自慢の強力打線がチェンから1点も奪うことはできなかった。「点を取れなかったことがすべて。初回?もちろん初回に1点とれていればね」。試合後、真弓監督は悔しそうに唇をかみしめた。 流れを引き寄せるチャンスは1回にあった。先頭のマートンが右中間二塁打で出塁。無死二塁のチャンスをつくったが、先制点を奪うことができなかった。2番・平野には2ボールからバントがファウルになった後、強攻に切り替えたが遊飛。結局、三塁に進められず、チェンにプレッシャーをかけることもできなかった。 得点圏に4度走者を置いて、主軸がことごとく凡退。新井の2安打はいずれも走者なしからのもので、3回2死一、二塁の先制機には二ゴロに倒れた。和田打撃コーチは「チェンはいつもの力勝負じゃなく、丁寧にという感じだったね。こういうビッグゲームはやはり最初のチャンス。誰がというのじゃないけど、やっぱり中心となる選手にもうひと踏ん張りしてほしい」と鳥谷、新井、ブラゼルら主軸の不調を嘆いた。 これで今季のナゴヤドームでの成績は1勝9敗。1試合平均得点は2・1点という寂しい内容だ。これで首位・中日とは2・5差に。真弓監督は「厳しい?まだまだ、何言ってんの」と強がったが、残る直接対決2試合はもう1敗も許されない。 (大久保晋)
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