◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
厚生労働省の村木厚子元局長(54)に無罪判決が言い渡された文書偽造事件で、大阪地検特捜部の前田恒彦主任検事(43)が元係長上村勉被告(41)=虚偽有印公文書作成・同行使の罪で公判中=から証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)の更新日時を改ざんしていたことが21日、分かった。
このFDは結果的に証拠提出されなかったが、検察側が描いた事件の構図に沿うよう押収資料を書き換えた疑いが濃厚。検察捜査に対する厳しい批判は免れず、最高検の伊藤鉄男次長検事は同日、最高検の検事を主任検事とし、高検や地検の検事も含めた数人のチームで証拠隠滅などの容疑で捜査に入ったことを明らかにした。
検察関係者によると、前田検事は大阪地検の20日の事情聴取に対し、日付改ざんの事実を認めているという。
村木元局長は21日、東京都内で記者会見し「検察に対する信頼がかかっている問題だ。なぜこんなことが起こったのか真相を解明してもらいたい。個人の問題に矮小化してほしくない」と指摘。主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は「事実であれば、捜査の根幹を揺るがす大変な事件」と述べ、刑事告発も視野に検討することを明らかにした。
村木元局長の判決などによると、特捜部は昨年5月26日、上村被告の自宅からFDを押収。FDには偽造された証明書と同じ内容の文書データが保存されており、最終更新日時は「2004年6月1日午前1時20分06秒」となっていた。
この記録は、検察側が作成した捜査報告書の形で弁護側が入手し、公判で証拠として提出。ところが、関係者によると、検察側から返却されたFDの記録を調べたところ、更新日時が「6月8日午後9時10分56秒」に書き換えられていたことが判明したという。
検察側は関係者の供述をもとに、村木元局長が上村被告に証明書発行を指示したのは「6月上旬ごろ」と主張していたが、実際の更新日時とはつじつまが合わず、自称障害者団体が郵便局から証明書提出を求められたとされる6月8日であれば矛盾しない状況だった。
(2010年9月21日17時03分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)