国体優勝ハードラーが酒気帯び運転で逮捕

　熊本東署は２０日、道交法違反（酒気帯び運転）の疑いで県立熊本工高の臨時講師・守田浩一容疑者（２９）＝熊本市＝を現行犯逮捕した。

　同署によると、守田容疑者の逮捕容疑は同日午前１時５分頃、熊本市内の市道で、酒気帯び状態で普通乗用車を運転した疑い。中央線のない幅５メートルの狭い直線道路で対向してきたライトバンと衝突。事故によるけが人はなかった。警官が酒のにおいに気付き、調べたところ呼気１リットル当たり０・５１ミリグラムのアルコールが検出された。

　守田容疑者は熊本工ＯＢで、同高３年時に出場した１９９９年の熊本国体４００メートル障害で５０秒４５の大会新で優勝したハードラー。０８年から保健体育の臨時講師として同校に勤務し、陸上部の顧問も務めている。

　１９日は全九州高校陸上新人戦の県予選最終日で、試合後、「反省会」と称して同僚の顧問らとビールを飲むなどしていた。帰り際は「タクシーで帰ります」と話していたというが、酔ったままハンドルを握ってしまったようだ。同校の徳永次郎教頭は「熱血漢で生徒指導も担当していた。信頼していた生徒や保護者に申し訳ない」と話している。

（2010年9月21日06時01分  スポーツ報知）

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