昨年4月、母親の介護疲れから硫化水素自殺したタレント、清水由貴子さん(享年49)の母、咲子さん(79)が死去したことが22日、分かった。関係者の話によると、咲子さんは今月に入り体の衰弱がひどくなり、17日に都内の病院で息を引き取った。近親者のみで18日に通夜、19日に葬儀・告別式を済ませている。
咲子さんは30年前から糖尿病と腎臓病を患い、車いす生活を送っていた。由貴子さんは2006年から芸能活動を休業して介護に専念していたが、昨年4月21日に介護疲れから静岡・冨士霊園に眠る父親の墓前で自殺。発見された遺体の隣には、車いすの咲子さんが残されていた。
その後、妹の良子(よしこ)さん(43)が咲子さんの世話をしていた。良子さんは、介護に尽くしてきた由貴子さんの姿を綴った「介護うつ」を出版している。