とんねるずが自身初のDVDに選んだのは、1988年に「とんねるずのみなさんのおかげです」としてスタートした愛着のある冠番組だ。
22年続く同番組は「仮面ノリダー」「食わず嫌い王決定戦」など数々の人気企画を輩出したが、今回、DVD化が決まったのは「細かすぎて伝わらない選手権」。発売元のエイベックスによると、番組コーナーが単独でDVDになることも初めてという。
2004年に不定期のコーナーとしてスタートした「−選手権」は助手に扮した石橋貴明(48)と博士役の相方、木梨憲武(48)がタレント、関根勤(57)、くりぃむしちゅーの有田哲平(39)と出場者を審査するモノマネバトル。“コアで深い”をモットーに、細かすぎて周囲に伝わりづらいモノマネ芸を持つ芸達者にスポットを当てる企画で、9月22日現在、計15回放送された。
プロ・アマ問わず門戸を開いた結果、数々の人気芸人が誕生。「世界陸上」のキャスターを務める織田裕二(42)のマネをする山本や、カンフー映画「酔拳」で主演のジャッキー・チェン(56)とじゃれる師匠を表現する次長課長の河本準一(35)、ディナーショーでの桃井かおり(58)になりきる椿鬼奴(38)らブレークのきっかけとなった芸人たちのお宝映像もギッシリつまっている。
中日の落合博満監督(56)の細かすぎるモノマネで、第9回大会を優勝した製薬会社勤務の牧田知丈さん(33)は、中日の納会に呼ばれたほど有名になった。
12月3日に第1〜3巻、同17日に4〜6巻が発売されるにあたり、とんねるずは「1、2、3がまず出て、食いついたところで4、5、6と集めてみてはいかがでしょうかね」とPRした。