農水省、口蹄疫全頭陰性を確認 牛肉輸出で清浄国申請へ宮崎県での口蹄疫問題で、農林水産省は22日、事実上停止している牛肉輸出の再開に向け実施してきた、家畜にウイルスが潜伏していないかを調べる清浄性の確認検査で、全頭が陰性だったと発表した。 日本は4月、宮崎県での口蹄疫発生で動物の病気を扱う専門機関、国際獣疫事務局(OIE)から「汚染国」と認定。一時、牛肉の輸出が全面ストップした。陰性確認を受け政府は10月上旬、OIEに清浄国への復帰を申請し、問題がなければ来年2月ごろ清浄国に復帰する見込み。 検査は今月6日から県内の牛飼育農家150戸の2124頭を対象に実施。口蹄疫の症状が出ていないか目視で確認したほか、血液内に抗体がないかなどを調べた結果、全頭の陰性が確認された。 日本の牛肉輸出は現在、香港やマカオ向けは双方との協議を経て再開にこぎ着けている。 【共同通信】
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