2010年9月22日19時27分
家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の問題で、農林水産省は22日、宮崎県内にある150戸の農場の牛2124頭を調べた結果、すべて陰性だったと発表した。農水省は、口蹄疫の発生の恐れがない「清浄国」の認定を求め、10月上旬にも国際獣疫事務局(OIE)に申請する予定だ。
農水省は今月6日から、無作為に選んだ150農場で臨床検査と血液検査を実施した。感染の疑いが出た家畜の最後の殺処分や埋却が終わった7月5日から3カ月後となる10月6日以降にOIEに申請する。清浄国に復帰できれば、食肉などの輸出が順次、再開される見込みだ。