口てい疫調査 感染見つからず
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

口てい疫調査 感染見つからず

9月22日 23時52分 twitterでつぶやく

宮崎県で口てい疫が発生し、牛肉などの輸出がほぼ止まっている問題で、農林水産省と宮崎県が農場の一部で牛6000頭余りを調べた結果、感染した牛は見つかりませんでした。このため、農林水産省は、輸出再開に向けて必要な国際機関への申請を、来月行うことになりました。

日本から海外への牛肉や豚肉などの畜産物の輸出は、ことし4月に宮崎県で口てい疫が発生してから、一部の国や地域を除いて止まっていて、再開するためには、家畜の伝染病を監視している、OIE=国際獣疫事務局が、「口てい疫が発生していない国」と認めることが重要になっています。農林水産省と宮崎県は、今月6日から、宮崎県内で農場の一部を選び出し、牛6000頭余りを獣医師が目で見て、症状が出ていないかを確認するとともに、このうち2100頭余りについては血液を採って、ウイルスに感染した痕跡がないかを調べました。その結果、感染したり感染が疑われたりした牛は見つかりませんでした。このため、農林水産省は、OIEに対し、輸出再開に向けて必要な申請を、来月上旬に行うことになりました。輸出を再開するためには、来年2月のOIEでの審議を経て、輸出先となる国などとの協議が必要で、農林水産省は、今後、必要な手続きを進めることにしています。