宝塚歌劇花組「麗しのサブリナ」(中村暁脚本・演出)「EXCITER!!」(藤井大介作・演出)東京公演が17日夕、東京宝塚劇場で始まった。トップスター、真飛聖の相手役の娘役トップに、新しく蘭乃はなが就任。フレッシュな新トップコンビのお披露目。
サミュエル・テイラーの戯曲「サブリナ・フェア」をビリー・ワイルダー監督が1954年に映画化した「麗しのサブリナ」は、ハンフリー・ボガートとオードリー・ヘプバーンによるハリウッドを代表する名画だが、宝塚らしいロマンチックさで仕上げている。入団5年目の蘭乃が初々しく、まぶしい。ヘプバーンが銀幕で身につけた細身のパンツは“サブリナパンツ”と呼ばれて日本でも大流行したが、劇中で蘭乃もさりげなくパンツ姿を披露する。
「EXCITER!!」は、刺激、熱狂、興奮をもたらす者がテーマ。大劇場のショーが同じ組で、1年足らずで再演されることは珍しい。愛と夢を送り届ける宝塚こそ、現代のメEXCITERモなのだろう。
前回で評判だったイケてない平凡なサラリーマンキャラクター“Mr.YU”(真飛)も登場。今回は社員旅行先のハワイで「チェンジBOX」に入り、イケメンに変身してセクシーな夜が燃え上がる。10月17日まで。
この日は開演前に最後の通し舞台稽古が行われ、その後真飛と蘭乃が報道陣の質問にこたえた。
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