ハンセン病施設のご訪問(9月14日)
例年通り、岡山県のハンセン病の方々がおられる長島愛生園(ながしま あいせいえん)と邑久光明園(おくこうみょうえん)を訪問しました。奈良県出身者は、現在19名おられます。高齢の方が多いのですが、最高齢は92歳の方で、10歳のころから入所しておられ、約80年間施設でお暮らしになってきました。今もお元気でおられるのに感銘しました。
それぞれの施設の園長を表敬訪問の後、納骨堂で献花を行い、会館で茶話会をしていただきました。県議会からは、田中惟允厚生委員長が参加していただきました。茶話会にご出席していただいた方は、入所者の約半数の方々です。高齢になられたり、体の不調があったりして、出かけられない状況の方もおられます。出席していただいた方々にはお元気で、いろいろなお話をしていただきました。少人数ですので、皆さんと顔見知りになりました。
来年は、平城遷都1300年祭に来ていただけるよう、お願いをしました。皆さんも、里帰りを楽しみにしておられるようです。
1300年記念硬貨打ち始め式(9月15日)
大阪の造幣局で、奈良県の記念硬貨の打ち始め式がありました。茨城県と一緒でした。出来上がった硬貨は、1000円硬貨と500円硬貨です。1000円硬貨は、大極殿の模様です。色つきの硬貨でとても綺麗なものでした。人気が出ると思います。関係者の方々にお礼を申し上げます。
梁思成(りょうしせい)先生の胸像設置訪日団(9月15日)
梁先生は、中国の古代建築学の大家ですが、先の大戦の時、奈良、京都を米軍の爆撃から守るため、米軍に申し入れをしていただいた、奈良にとって大変恩のある方です。関係する方々が奈良を訪問されましたので、お会いさせていただきました。皆様は、建築家など、それぞれの分野で実績のある方たちです。
奈良は、古代建築の現物が多数存在していますので、今となっては、大変貴重な町です。これも梁先生のように心ある方たちがおられたお陰だと、感謝します。

中国中央テレビの取材(9月16日)
同テレビは、中国で最大の放送局です。奈良県が取材の対象になるのは、大変光栄なことです。日本のテレビの取材も余りないほうなので、それに比べて不思議なことのように思いもしました。
取材内容は、やはり鑑真和上に関係することで、奈良の古都をどのように守っているのか、といったことでした。広い中国でどのように見られるのでしょうか。奈良は、やはり、歴史が値打ちだなと、改めて思いました。
平城遷都1300年祭100日前イベント(9月23日)
文化会館とその前で、100日前のイベントが行われました。セレモニーを初め、記念のコンサート、県文化会館前での催しなど、大いに盛り上がりました。
特に、同日NHKが全国放送で、平城遷都1300年祭の特別番組を流していただいたのは、感激しました。コンサートも、秋川雅史さん、夏川りみさん、喜多郎さん、壇ふみさんなど、賑やかな出演者で、楽しんでいただいたと思います。これから大いに盛り上がっていってくれると思います。

(あらい)