中国語に書き換え 被害相次ぐ
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中国語に書き換え 被害相次ぐ

9月21日 18時25分 twitterでつぶやく

国内の大学や民間団体などのインターネットのホームページが、中国語の文章に不正に書き換えられる被害が相次いでいることがわかり、専門家は、尖閣諸島沖の日本の領海で起きた中国の漁船と日本の巡視船との衝突事件に関連した日本へのサイバー攻撃の可能性もあるとみて、注意を呼びかけています。

東京の大手セキュリティー会社などによりますと、書き換えの被害は今月12日ごろから始まったとみられ、このうち、東京の財団法人、日本釣振興会では、今月18日にインターネットのホームページが中国語の文章に不正に書き換えられたことが、警察からの連絡でわかったということです。書き換えられたページには、沖縄県の尖閣諸島沖の日本の領海で中国の漁船と海上保安庁の巡視船が衝突し、中国人船長が逮捕された事件について、船長の釈放を求める文章などが書かれていたということです。このほか、山口県の山口大学や徳島県の佐那河内村のホームページも中国語の文章に書き換えられたことがわかりました。インターネットの中国のホームページには、尖閣諸島沖での事件を受けて、日本のサイトへの攻撃を呼びかける書き込みが増えており、セキュリティー会社では、一連の被害は日本へのサイバー攻撃の可能性もあるとみて、ホームページの安全対策を徹底するよう呼びかけています。