2010年9月22日 2時30分 更新:9月22日 2時39分
B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」を主催する「愛Bリーグ」は、本選前に地方ブロック大会などを開く「選抜制」の検討を始めた。人気の食イベントを適正規模にするため、出展団体を絞り、「食べられない」といった来場者の不満解消も図る。【田中義宏】
愛Bリーグ(正・準会員57団体)は市民団体やNPO法人などで構成される。グランプリ参加は入会を条件としているが、申請が相次ぎ年内には70~80団体に達する見込みだ。
第1回(06年、青森県八戸市)の1万7000人から、第4回(09年、秋田県横手市)は26万7000人と来場者も増え、18、19日に神奈川県厚木市で開かれた第5回は出展46団体、来場者43万5000人(主催者発表)とも過去最多だった。
一方、料理の量にも限界があり、長時間並んでも食べられない事態が生じた。数時間で完売する店も相次いだ。
愛Bリーグの渡辺英彦会長は「出展団体が多いと会場のキャパシティー(容量)の問題が生じる。事前の地方ブロック大会の優勝者が決勝に臨む方式など選抜制を検討している」と言う。来年の第6回大会(兵庫県姫路市)は既に準備が進んでおり、7回以降の大会で導入が検討される。