支度部屋で穏やかな笑みを浮かべる白鵬
「大相撲秋場所9日目」(20日、両国国技館)
横綱白鵬は徳瀬川を上手投げで退け、今年初場所14日目からの連勝を「56」に伸ばした。大関琴欧洲が敗れたため、全勝は白鵬1人となった。
白鵬が初顔の徳瀬川を軽く一蹴した。右四つから呼び戻しを連続で仕掛け、最後は豪快な上手投げ。「(呼び戻しは体を)起こそうと思って崩し気味にいった」と涼しい顔で振り返った。これで56連勝とし、大正時代の太刀山の記録に並んだが、「同じ不知火型ですから。いろんな人から(太刀山の)話は聞いた」と興味なさげ。単独トップに立ったことにも、「それで?」と無関心だった。
(2010年9月20日)