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【芸能・社会】

天国にガチョーン 谷啓さん「コメディ栄誉賞」受賞

2010年9月21日 紙面から

父・谷啓さんに代わって、受賞のあいさつをする長男の渡部泰裕さん=東京・上野で(石井裕之撮影)

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 「第3回したまちコメディ映画祭in台東」クロージングセレモニーが20日、東京・上野の不忍池水上音楽堂で開かれ、11日に脳挫傷で急逝したクレージーキャッツの谷啓さんに、コメディ栄誉賞が贈られた。

 総合プロデューサーのいとうせいこう(49)は「賞を差し上げようとしていたのに、照れ屋の方なのでするっと隠れてしまった」と残念そうにコメント。

 谷さんに代わって、長男で映像ディレクターの渡部泰裕さん(45)が登壇し、吉住弘・台東区長から表彰状を授与された。渡部さんは「人を楽しませることが好きだったオヤジも、きっと喜んでいると思います。今日集まった豪華メンバーを見て、クレージーキャッツってすごいんだなとあらためて思いました」と感謝の言葉を述べた。

 この日はセレモニーに先立ち、元チェッカーズのリーダー武内亨(48)やミュージシャンの近田春夫(59)、浅草ジンタらが、谷さんの活躍したクレージーキャッツのリスペクト&追悼ライブを開催。

 同時に、会場にはクレージーキャッツの1960年代のステージを収録したモノクロのビデオが流され、詰めかけた約1000人の観客の笑いを誘った。

 栄誉賞の授賞式後も、いとうを含む出演メンバーらは、渡部さんを交えて「スーダラ節」をみんなで熱唱し、谷さんのおなじみ「ガチョーン」ポーズをきめて、会場を盛り上げた。

 コメディ栄誉賞は、これまで小沢昭一、コント55号が受賞している。

 

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