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【格闘技】

内山高志 怒りのV2宣言 きょう2大世界戦

2010年9月20日 紙面から

調印式後にファイティングポーズをとる(左から)ムクリス、内山、河野、ロハス=東京・後楽園ホールで

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 内山高志が怒りのV2宣言だ。2大世界戦の調印式と計量が19日、東京・後楽園ホールで行われた。内山は挑戦者ロイ・ムクリスにベルトを勝手に触られムスッ。オレのベルトを触るな、と言わんばかりに「絶対に渡さない。100%勝てる」と自信たっぷりだ。一方、河野公平は「相手はあごがシャープなので倒せる」とKO奪取を誓った。計量は出場4選手が一発でクリアした。

 調印式後の2ショット撮影で“事件”は起きた。内山が肩に掲げた光り輝く黄金のベルト。挑戦者ムクリスがうらやましそうにペチペチと触り始めた。

 チャンピオンベルトは最強の者だけが触り、巻くことの許される、王者の宝物だ。一向にやめようとしないムクリスに対し、礼儀正しさで知られる内山はあくまで冷静に振る舞いながら、あきれ笑い。「触られちゃいました…」と深いため息をついた。

 だが、計量後の会見では、ついに堪忍袋の緒が切れた。

 「ベルトっていうのはやっぱり勝ってから触るもの。オレだって、チャンピオンになるまでは1回も触ったことありませんでしたから!」

 怒気を含んだ口調で無礼な挑戦者をバッサリ。「まあ、オレが勝つから絶対に渡さないですけどね」とV2宣言だ。

 互いにKO率の高い豪腕対決。「チャンスがあればKOを狙いたい。勝つのは自分、100%勝てる」。内山がKO防衛なら「王座奪取から3連続KO」で国内初の快挙となる。 

  (森合正範)

 

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