長友　城福監督解任に『悲しい』　

　【チェゼーナ（イタリア）酒巻陽子】ＦＣ東京からイタリア・セリエＡのチェゼーナに期限付き移籍しているＤＦ長友佑都（２４）が１９日、ホームで１−０の快勝を収めたレッチェ戦後、城福監督の解任に関して「人間的にも素晴らしい監督なので悲しい」と率直な言葉を漏らした。

　０８年にＦＣ東京入りしたときから、城福監督の指導を受けてきた。「城福監督に育てられて、今の僕がある」と恩義を感じているだけに、電撃解任の知らせに残念そうな表情をみせた。

　古巣は低迷しているが、長友自身は好調をキープしている。レッチェ戦では３試合連続フル出場を果たし、試合終了間際には、自らも積極的にシュートを放った。２試合連続完封勝利に、「みんなが集中して守備をしているから無失点で抑えられている。いい感じでできている」と語気を強めた。チームの首位浮上については「まだまだ試合があるので気を抜けない。課題もたくさんあるので、浮かれずに足元を見つめてやっていきたい」と話した。

　次節はＦＷ森本が所属するカターニアと対戦。日本人対決として注目されるだけに、「僕はすごく燃えている。やっぱりあいつを止めたいので、あいつと勝負したい」と意気込んだ。