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石井「DREAM16」に電撃参戦!
「DREAM16」に電撃参戦することが決まった石井
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北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストでプロ格闘家の石井慧(23=アイダッシュ)が25日の「DREAM16」(名古屋・日本ガイシホール)に緊急参戦することが21日、分かった。石井にとっては09年大みそかのDynamite!!で吉田秀彦に敗れて以来の国内復帰戦となる。当初はSRCのリングに上がる予定だったが、対戦相手選びが難航し、急きょDREAM参戦が決定。対戦相手はミノワマン(34=フリー)が有力で、22日に正式発表される。
ついに石井の国内復帰戦が決まった。舞台は契約しているSRCではなく、まさかのDREAMのリングとなった。関係者によると、最初は対戦相手不足で試合が決まらない選手を多数抱えるSRCが「25日の大会で両団体による交流戦を行えないか」とDREAMに打診したが、交渉は決裂。その後、大会の目玉カードが欲しいDREAMが「石井をリングに上げてほしい」と逆にオファーを出し、SRCが石井側と協議して参戦が決まったという。
SRCは石井と残り1試合、9月末までの契約が残っている。当初は国内復帰戦として8月22日の「SRC14」に出場させる予定だったが、対戦相手やファイトマネーなどの問題もあって参戦は見送られた。ただし、石井の国内での試合については契約切れ後もSRCが1試合の優先権を持っており、10月30日の両国大会に参戦させる方向で向井徹社長らが話し合ってきた。しかし、再び対戦相手などで交渉が難航したため、DREAMからのオファーを受けることを決めた。
DREAMも25日の「16」は亀田大毅VS坂田健史のWBA世界フライ級タイトルマッチとともにTBSのゴールデンタイムで放送されるため、桜庭和志、青木真也、所英男ら有力選手をそろえた。だが、対戦カードはいずれもややインパクトに欠け、どうしても目玉カードが欲しかった。
今月3日に武者修行先の米ロサンゼルスから帰国した石井は「早く相手を決めてほしい。誰でもいいですよ」といら立ちを見せていた。UFCなど米格闘技界進出へ向け、実績を積むためにはDREAMからのオファーは渡りに船だった。帰国後は都内で打撃などの練習を積みながら待っていたが、この日、交渉が合意に達して国内復帰の道が開けた。
対戦相手は知名度のある日本人で、石井のライトヘビー級(93・0キロ以下)に近く、かつスケジュールが空いているミノワマンになる予定。無差別級での対決が見込まれており、22日の発表会見には石井も同席する予定だ。
▽SRC(旧戦極)とDREAM 旧PRIDEの流れを組むSRCは競技性を重視し、DREAMはエンターテインメントの要素も含む大会として、いずれも08年に発足。ライバル的な関係で日本の総合格闘技をけん引してきた。しかし、谷川貞治FEG代表の呼びかけにSRCのスポンサーの安田隆夫ドン・キホーテ会長が応え、昨年大みそかのDynamite!!では対抗戦という形で“合体”。その後も友好関係は続いている。ただ、SRCは大黒柱の吉田秀彦らが離脱して目玉がなくなりつつあり、DREAMも主催するFEGの給与等未払い問題などで苦戦を強いられている。
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