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NHK『日曜討論』から排除されて共産党が出した「抗議文」/週刊現代

現代ビジネス 9月21日(火)7時5分配信

『日曜討論』は、NHKが毎週日曜午前9時から放送している名物番組。与野党の政治家をスタジオに招き、時事問題の公開討論を行う。

 実はこの『日曜討論』に対し、日本共産党が8月31日に「抗議文」を出していた。単に文書を送りつけたのではなく、同党の植木俊雄広報部長が直接、NHKに出向いたというから、かなりの「激怒」である。何があったのか? 

「問題となったのは8月29日の放送です。この日の第2部は『円高・株安 経済政策』がテーマでしたが、ここに、共産党などの小政党の代表者が一人も呼ばれなかったのです」(全国紙政治部記者)

 この日、討論に参加したのは民主・自民・公明・みんなの党。共産党を含め、社民党、たちあがれ日本などの政党は外されていた。そのため共産党は、「勝手な基準と判断で、政党を討論の場から排除することは、放送局による民意の無視・切り捨てに他ならない」と、猛反発したのだ。

 本誌がNHKに、なぜそうした措置を取ったのか問い質したところ、

「(討論に参加した4党は)単独で国会への法案提出権を有している政党です」

 などと回答している。

 だが、その背景には、NHKの"意図"があるのではないかと勘繰る政界関係者は少なくない。

「今後は討論に参加した4党が主体となって政界再編が進み、小政党は淘汰されて二大政党制へと移行していくと思われます。今回の政党絞り込みは、流れを見越したNHKの意図的な措置だと疑われているのです」(民主党関係者)

 公共放送局にも見捨てられるとは、"少数派"にはますます肩身が狭い世の中になってきたようだ。

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最終更新:9月21日(火)7時5分

現代ビジネス

 

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