順位 | 社 名 | 世界販売台数(万台) | 前年同期比増減率(%) |
---|---|---|---|
1(1) | トヨタ自動車 | 416.6 | 16.9 |
2(2) | ゼネラル・モーターズ | 415.2 | 16.8 |
3(3) | フォルクスワーゲン | 361.3 | 15.8 |
4(4) | 日産・ルノー | 335.5 | 26.5 |
5(6) | 現代自動車 | 276.8 | 29.4 |
6(5) | フォード・モーター | 267.1 | 22.5 |
7(―) | フィアット・クライスラー | 182.8 | ― |
8(7) | プジョーシトロエングループ | 185.6 | 17.0 |
9(8) | ホンダ | 177.3 | 22.6 |
10(9) | スズキ | 126.2 | 9.6 |
主要自動車メーカーの2010年上期(1~6月)の世界新車販売実績が出そろった。首位は3年連続でトヨタ自動車だったが、2位の米ゼネラル・モーターズ(GM)との差は1万台強と小差だった。国内は好調だったが、リコール問題が響いた北米や中国が伸び悩んだ。伸び率が大きかったのは仏ルノー・日産自動車連合と韓国・現代自動車グループ。中国など需要の旺盛な新興国が販売をけん引した。
トヨタの世界販売台数は前年同期に比べ16.9%増の416万6000台だった。国内はハイブリッド車「プリウス」などエコカーが好調で約4割増。主力の北米は販売奨励金の積み増しなどで9.9%増を確保したが、GM(14.3%増)や米フォード・モーター(28.2%増)など競合他社が軒並み二ケタ増となったのに比べ苦戦した。
09年に世界最大の市場となった中国では、トヨタは一汽トヨタが30%増の約18万台、広汽トヨタが21%増の約9万台だった。GMの現地合弁会社、上海GMが66%増の44万台販売したのに比べ振るわず、世界全体でGM(415万2000台)との差は1万4000台と前年並みとなった。
上位10社で伸び率が最も大きかったのは現代自動車グループで、傘下の起亜自動車と合計した世界販売台数は29.4%増の276万8000台。上期として初めてフォードを抜き5位になった。新興国に加え米欧でも販売を拡大。米市場では中型セダン「ソナタ」などが好調で前年同期比21%増を記録した。
仏ルノー・日産連合は26.5%増の335万5000台だった。日産は中国の販売台数が45万7000台と前年同期に比べ57%増え、全体の販売台数を押し上げた。
中国でシェアの高い独フォルクスワーゲン(VW)は、中国の販売台数を45%増の約95万台と伸ばしたが欧州など先進国で伸び悩んだ。特にドイツでの販売が15%減の53万台と低調で、世界販売台数は15.8%増の361万3000台だった。
今後は米欧や日本など先進国の失速が予想される半面、中国やインドなどで需要拡大が続く見通し。新興国では低価格で燃費の良い小型車に人気が集まり、こうした低価格車に強いメーカーが引き続き販売台数を伸ばしそうだ。
トヨタ自動車、プリウス、日産自動車、フォルクスワーゲン、ゼネラル・モーターズ、フォード・モーター、起亜自動車、自動車、現代自動車、ルノー
日経平均(円) | 9,602.11 | -23.98 | 21日 大引 |
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NYダウ(ドル) | 10,787.83 | +34.21 | 21日 15:15 |
英FTSE100 | 5,576.19 | -26.35 | 21日 16:35 |
ドル/円 | 85.07 - .10 | -0.35円高 | 22日 4:09 |
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NY原油(ドル) | 74.86 | +1.20 | 20日 終値 |
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