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河野12回“相打ち”実らず…無念判定負け
王座奪取に失敗した河野
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【ダブル世界戦】WBC世界スーパーフライ級王座決定戦は同級1位・河野公平(29)が同級2位トマス・ロハス(30)に0―3判定で敗れ、王座戴冠はならなかった。
最後に河野が光を放った。ジャッジ1人が11回までロハスにフルマークをつけた一方的な展開。「今までと違ううまさ」に阻まれ、空転を続けた右フックが最終回、右アッパーとの相打ちでアゴをとらえた。ダウン。残り1分30秒。だが、自信を持つツメはかわされる。「相打ちしかない」とたぐり寄せた唯一の好機はむなしく過ぎ、「甘かった」とうつむいた。
2度目で最後と臨んだ世界戦だった。08年にWBA王者・名城信男(六島)に挑み、1―2で判定負けした。名城勝利の採点は2人とも1点差。再挑戦を期して2年、父・豊蔵さん(62)は自宅を改造してサンドバッグをつるし、高橋トレーナーは静岡・御殿場への転居をとりやめた。再挑戦に共感した人の思いも背負って臨んだ。
豊蔵さんが「センスはないが、モチベーションは持っている」と言う通り、「愚直」との表現そのままの練習を続けた。「今後のことは、まだ終わったばかりで言いたくない」。半年で腹筋18万回。そのボディーすらもロハスのパンチで何度も折れ曲がったが、最後の右フックには裏切らない努力がこもっていた。
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