キム・ヨナの新コーチ、候補2人ともLAで活動中の米国人男性

　バンクーバー五輪フィギュア女子シングルの金メダリストのキム・ヨナ選手がまもなく新任コーチを発表することが明らかになった。複数の韓国メディアが「LAで活動中のアメリカ人男性だ」と続々と報じている。

　国連の親善大使を務めるキム・ヨナ選手は18日、「世界平和の日」のイベントに参加するため国連本部を訪れた。記念イベントに参加した後、新しいコーチの候補は二人にまで絞っていることを発表。ただ、「現在ロサンゼルスで活動しているアメリカ人男性」というだけで、具体的な名前は明かされていない。キム・ヨナ選手は「技術の面でも感情的な面でもコーチと合うのかがもっとも重要だ」と新コーチ選任の基準を述べた。

　キム・ヨナ選手は、4年間をともにしたオーサー元コーチとは専属契約を結ばないままレッスン形式で週5時間指導を受けていた。キム・ヨナ選手のマネジメントを担当するAT　SPORTSの関係者は「オーサーコーチは正式な契約を望んでいた」ことも明かしており、今回は正式に契約を結び指導を受けるという。

　決別騒動の際にオーサー氏は「週給550ドル」と、指導料が割安だったという趣旨の発言をした。韓国のネット上でも優勝に導いてくれたコーチをもっと厚遇していたら泥沼化は避けられたとの指摘が多数あがっていた。決別の理由の一つとして報じられたオーサー氏による日本人ジュニア選手の指導についても「それがいやなら専属契約を結ぶべき」など、オーサー氏を擁護する声が多かった。

　キム・ヨナ選手はオーサー氏との決別騒動後、米ロサンゼルスに拠点を移し、現在はミシェル・クァンの個人リンクで10月の初めに開催するアイスショーを準備中だ。新コーチの発表はアイスショー終了後が有力視されている。（編集担当：金志秀）

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