首相 副大臣人事で最終調整
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首相 副大臣人事で最終調整

9月20日 19時7分 twitterでつぶやく

菅総理大臣は、20日、各省の副大臣人事について、最終的な調整を行い、党内に挙党態勢の確立を求める声があることも踏まえて、小沢元代表に近いグループの会長を務める鈴木克昌衆議院議員を総務副大臣に起用することなどを固めました。

菅改造内閣の閣僚人事をめぐって、民主党内では、代表選挙で小沢元代表を支持した議員の入閣が少なかったことから、挙党体制を確立するためにも、副大臣や政務官に、小沢氏に近い議員も積極的に起用すべきだという声が出ています。こうしたことも踏まえて、菅総理大臣は、20日、各省の副大臣人事について、電話で議員本人に打診するなど、最終的な調整を行いました。その結果、▽小川敏夫参議院議員が法務副大臣に、▽小宮山洋子衆議院議員が厚生労働副大臣に起用されることなどが固まりました。また、小沢氏を支持した議員からは、▽小沢氏に近いグループの会長を務める鈴木克昌衆議院議員が総務副大臣に、▽小沢氏の推薦人になった三井辨雄衆議院議員と伴野豊衆議院議員が、国土交通副大臣と外務副大臣にそれぞれ起用されることなどが固まりました。政府は、21日、こうした人事を閣議決定することにしています。総務副大臣への起用が固まった鈴木氏は、NHKの取材に対し「菅総理大臣からは、20日朝、電話をいただいたので、一生懸命頑張りたい。もう、代表選挙でどちらを応援したとか言っている時期ではない。国難を乗り切るため、それぞれの持ち味や経験を生かして、全員野球でやっていくべきだ」と述べました。菅総理大臣は、午後から、菅改造内閣の閣僚や岡田幹事長ら党幹部を総理大臣公邸に集め、今後の経済財政政策や政治主導のあり方に関する集中討議を開きました。集中討議では、秋の臨時国会の召集時期や、政府が提出を検討している今年度の補正予算案などについて意見を交わしたものとみられます。福山官房副長官は、記者団に対し「経済対策や社会保障、外交・安全保障、地域主権など、あらゆる課題について活発に意見交換し、共通の認識を持って取り組んでいくことを確認した。菅総理大臣は、月に1回程度こうした会議を開催したいと話していたし、各閣僚に対して、主要政策課題についての政策実現のスケジュール案を作成し、臨時国会の開会までに提出するよう求めていた」と述べました。