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大型客船誘致実った 別府に来年5回寄港、観光誘客期待

2010年9月9日

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別府市に来年5回寄港する大型客船「レジェンド・オブ・ザ・シーズ」=3月20日、鹿児島市の鹿児島港、別府市観光まちづくり課提供

 中国を起点に運航している米国のロイヤル・カリビアン・インターナショナル社の大型客船レジェンド・オブ・ザ・シーズ(6万9130トン、乗客約1800人)が来年春から秋にかけて、クルーズツアーで別府市の国際観光港に5回寄港する。誘致活動に取り組む別府市の浜田博市長が6日、明らかにした。

 インターナショナル社から市への連絡では、3月22、29日、4月5日が上海―鹿児島―別府―博多―釜山―上海のコース。4月26日は上海―釜山―別府―大阪―名古屋―横浜、9月14日は天津―大連―仁川―別府―大阪―横浜のコースで寄港する。なかでも4月26日と9月14日は、別府が日本での初寄港地となる。

 いずれも早朝入港、夕方出港の予定で、乗客の多くが別府市内の温泉や県内の観光地を巡る。市は立命館アジア太平洋大学(APU)や別府大学の中国人留学生に通訳を依頼、市観光協会とも連携して「また来たい」と言われるようなおもてなしをしたいとしている。

 別府国際観光港には、たびたび国内外の大型客船が寄港している。これまでの最大は郵船クルーズの豪華客船、飛鳥2(5万142トン)だった。来春には全長280メートルのクルーズ客船専用岸壁を持つ第4埠頭(ふとう)が完成予定で、7万トン級の大型船が着岸できるようになる。

 これに合わせて、浜田市長は上海国際博覧会で訪中の際などを利用して、インターナショナル社のラマ・レバプラガダ副社長らに別府の魅力を説明し、寄港を働きかけるなどしていた。

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