押収資料改ざん疑惑 最高検が異例の緊急会見、大阪地検検事らへの捜査開始を明らかに
厚生労働省の元局長に無罪判決が下された偽の証明書作成事件で、大阪地検特捜部の検事が押収したフロッピーディスクのデータを書き換えていたことがわかった。
一方、最高検察庁は21日午前、異例の緊急会見を行い、関与したとみられる大阪地検の検事らに対する捜査を始めたことを明らかにした。
午前11時から行われた緊急記者会見で、最高検の伊藤鉄男次長検事は「事実関係を徹底的に捜査する。そのうえで、厳正に対処する」と述べた。
一方、疑惑が出たこと自体については、「非常に深刻に受け止めている」と述べるにとどまった。
最高検に対しては、20日、大阪高検から連絡があり、21日から最高検の検事が主任検事となって、数人規模で捜査を始めたという。
(09/21 11:49)