羅老号:韓ロ両国、3回目打ち上げに向け協力へ

 韓国初の宇宙ロケット「羅老号」の2回目の打ち上げが失敗した原因について、韓国航空宇宙研究院は「ロシアが製造した1段目ロケットと2段目ロケットを分離するボルトに欠陥があったためだ」という結論を下したが(本紙20日付既報)、韓国とロシアの両政府は、3回目の打ち上げに向け、今後も協力を続けていくことで合意した。

 企画財政部は20日、ロシアのサンクトペテルブルクで行われた、第10回韓ロ経済科学技術共同委員会で、こうした合意に至った、と発表した。

 韓ロ両国はまた、両国の企業の交流を促進するため、ビザの発給に要する期間を短縮すると共に、天然ガスや石油などの資源開発でも協力を強化することで合意した。

 今回の会合に出席した尹増鉉(ユン・ジュンヒョン)企画財政部長官は、「今年11月にソウルで行われる主要20カ国・地域(G20)首脳会議で、韓国は新興国の意向がこれまで以上に反映される『公正な地球村』の建設に向け、最善を尽くす」と述べた。

方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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