最終更新: 2010/09/21 10:19

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IAEA年次総会がウィーンで始まる イランやイスラエルの核問題などで白熱した議論

IAEA(国際原子力機関)の年次総会が20日、ウィーンで始まり、焦点となるイランやイスラエルの核問題などで白熱した議論が交わされた。
就任後、初めての総会を迎えた天野事務局長は冒頭演説で、2012年の中東非核化会議にすべての関係国が参加するよう呼びかけ、事実上不参加を表明しているイスラエルに対し、参加を強く求めた。
また総会では、日本の海江田科学技術担当相が演説し、ウラン濃縮活動など核開発を続けるイランの姿勢について批判した。
海江田科学技術担当相は「イランの核問題については、イランが国際社会の疑念を払しょくし、その信頼を得ることが急務であり、不可欠であります」と述べた。
これに対し、イランのサレヒ原子力長官は、「IAEAの対応は公正でない」などと反論した。
総会では、アラブ諸国が求めるNPT(核拡散防止条約)へのイスラエルの加盟を求める決議が可決されるかも注目され、これに反対するアメリカなどとの激しい駆け引きが予想される。

(09/21 06:07)


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