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米司令官 無人偵察機は抑止力

9月21日 7時54分 twitterでつぶやく

アメリカ太平洋空軍のノース司令官はNHKとのインタビューで、グアムに新たに配備した無人偵察機について「アジア太平洋地域できわめて重要な抑止力になる」と述べ、北朝鮮などに対する監視を強化する方針を明らかにしました。

アメリカ太平洋空軍は、高性能のセンサーやレーダーを使って広い範囲を監視できる最新鋭の大型無人偵察機「グローバルホーク」を西太平洋地域では初めてグアムに配備し、20日、記念の式典を開きました。この式典に出席した太平洋空軍のノース司令官は、NHKのインタビューに応じ、「グローバルホークは、アジア太平洋地域できわめて重要な抑止力になる」と述べ、年内に3機配備される無人偵察機の重要性を指摘しました。そのうえで、ことし3月に起きた韓国の哨戒艦沈没事件について触れ、「事件は朝鮮半島だけでなく、アジア太平洋地域全体で緊張を高めた。地域の安定を保つには、われわれの情報収集や監視・偵察活動によって情勢を分析しなければならない」と述べ、北朝鮮に対する監視を強化する方針を明らかにしました。さらに、「グローバルホークによって、アジア太平洋地域の国々の海上交通を安全なものにすることができる」とも述べ、南シナ海や東シナ海で活動を活発化させている中国を念頭に、海上での警戒も強化する考えを示しました。