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秋山リベンジG斬り!虎 21日にもM点灯

<神・巨>4勝目を挙げた秋山(左)は吉田コーチらとハイタッチをかわす
<神・巨>4勝目を挙げた秋山(左)は吉田コーチらとハイタッチをかわす
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 【阪神4−2巨人】さあ、21日にもマジックや!阪神は20日、先発・秋山拓巳投手(19)が巨人を相手に6回7安打ながら2失点と奮闘。これで自身4連勝で4勝目。阪神の高卒ルーキーが巨人戦で白星を挙げるのは江夏、遠山以来3人目の快挙となった。若虎の好投に導かれてチームも2勝1敗と巨人に勝ち越して、2位の座をキープ。21日から1・5ゲーム差で追う首位・中日との今季最後の3連戦に臨むが、初戦に勝てば2位ながら優勝マジック10が点灯する。 【試合結果

 勝ち気な素顔。それが19歳ルーキーの持ち味だ。逆転してもらった直後の5回2死一、二塁のピンチ。秋山は阿部を142キロの内角直球で左飛に仕留めた。それでも「(外角を狙った)逆球だったし、(相手の)打ち損じだったので…」。求めるレベルは高い。だからこそ肝っ玉ルーキーと呼ばれる。6回を7安打されながら2失点に抑え、自身4連勝で4勝目。阪神の高卒ルーキーが伝統の一戦である巨人戦で白星を挙げるのは、江夏、遠山以来3人目だ。

 「初回からカーブが決まらなくて、カウントも悪くして…。巨人打線ということで、弱気になっていました」

 初回2死二塁でラミレスに先制の右中間二塁打。3回にも2死二塁から小笠原の右前打で2点目を失った。脳裏をよぎったのはプロ初登板だった8月21日の巨人戦(東京ドーム)。6回4失点でプロ初黒星を喫し、降板後はベンチで号泣した。「あのときは何も分からない状態でした…」と振り返る秋山だが、今や阪神先発陣の救世主的存在。「林(威助)さんが逆転本塁打を打ってくれて、残りは全部抑えようと気持ちを切り替えられた」。6回1死では最速145キロの直球でエドガーを空振り三振。回を追うごとに調子を上げ、巨人にリベンジを果たした。

 そう、同じ相手に続けて負けるわけにはいかない。母校・西条では2年夏の新人戦で、今治西に4―11のコールド負け。直球主体の投球が通用せず、必死に新球ツーシームを習得した。連日1時間以上のキャッチボールで指先の感覚を磨き、専門書も読みあさった。2カ月後、秋季大会決勝ではそのツーシームを駆使して8―3の勝利。やられたらやり返す。そんな19歳を真弓監督は「よく粘って2点に抑えてくれた。年齢は考えなくていいんじゃないかな。なかなか点を取られないんだから」と激賞した。

 中日への挑戦者決定戦。この3連戦は連日観客数がアップし、この日は09年のリニューアル後最多となる4万6980人のファンが詰め掛けた。大声援に後押しされ2勝1敗と巨人を一蹴。ナイターで敗れた中日とのゲーム差は1・5に縮まり、21日からいよいよ最後の直接対決に臨む。試合後、新幹線で敵地・名古屋に入った真弓監督は「とにかくこの6連戦。勝つことしか考えていない」と声を大にした。初戦に勝てば2位ながら優勝マジック10が点灯する。長かったペナントレースの最後の直線。竜虎が雌雄を決する。

 ≪2位でもM点灯の訳は…≫首位の中日が敗れたため、21日にも阪神に優勝へのマジックナンバーが点灯。中日との直接対決に勝てば、2位ながらM10が出る。これは中日が残り5試合に全勝しても勝率・574。阪神は中日戦2試合以外の10試合に全勝すれば勝率・582と中日を上回るため。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月21日 ]

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