裏金疑惑:家宅捜索妨害の警備員4人を逮捕

 ソウル西部地検刑事4部(李秀澈〈イ・スチョル〉部長)は19日、ハンファ・グループ本社に対する家宅捜索を妨害し、捜査員に暴行を加えたとして、同グループの警備担当会社の社員K容疑者(54)ら4人を逮捕した。

 この日、逮捕状の審査を行ったソウル西部地裁のファン・インソン裁判官は、「犯罪の重大性が認められる」として、逮捕状の発行を認めた。K容疑者らは今月16日午前、ソウル市中区長橋洞のハンファ・グループ本社1階のロビーで、家宅捜索を行おうとした検察の捜査員らともみ合いになり、一部の捜査員の手や腰などにけがを負わせた疑いが持たれている。検察は捜索令状を数回見せ、身分を明らかにしたにもかかわらず、令状の執行を妨害した点から考えて、ハンファ・グループによる組織的な妨害だった可能性があるとみて、調べを進めている。検察はまた、「検察による家宅捜索の段階で暴力を行使するというのは前代未聞だ。刑事司法権を無視した行為に対しては、厳重な処罰が必要だ」とコメントした。

金時現(キム・シヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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