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【グラニュース】


ピクシー監督、知識“アシスト”

2010年9月20日 紙面から

日本代表のザッケローニ新監督にアドバイスを送ったストイコビッチ監督=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで

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 名古屋グランパスのドラガン・ストイコビッチ監督(45)が19日、日本代表のアルベルト・ザッケローニ新監督(57)に日本サッカーの知識を伝授したことを明かした。両指揮官は18日のグランパス−横浜M戦前に初会談。当日は「試合に集中したい」と多くを語らなかったピクシー監督だったが、一夜明けて口を開いた。横浜M戦に45分以上出場した選手は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。

 ストイコビッチ監督が、日本代表のザック新監督に“初アシスト”したことを明かした。18日に行った約30分間の初会談。ピクシー監督は、日本での新生活を始めたばかりのイタリア人指揮官に「代表監督就任おめでとうございます」と祝辞を述べると、Jリーグと日本人選手についての知識を惜しみなくレクチャーしていた。

 (1)Jリーグの特徴「非常にオーガナイズされていて、世界でも類を見ない素晴らしいリーグ。上位も下位も攻撃的。下位チームもカウンター狙いではないので、展開もスピーディーです」

 (2)日本人選手の特徴「学ぶ姿勢を持っています。勉強したいという気持ちと、コーチに対するリスペクトがあります。そのメンタリティーを理解して仕事を進めれば成功につながるはずです」

 さらには「伝統的に強いのは鹿島」とプチ情報も提供。現役時代にセリエAで身に着けた流ちょうなイタリア語を駆使し、通訳抜きで熱弁をふるうピクシー監督に、ザック新監督はじっと耳を傾けていたという。選手及び監督としてJ11年目を迎えたピクシー監督は、世界と日本の両方のサッカー事情に通じ、イタリア語も話せるだけに、ザック監督にとって理想の相談相手とも成り得る。「できることはすべてサポートするつもりです。必要があれば、私の経験もお話しします」と、今後も日本サッカーの発展に協力は惜しまない。 (塚田陽一郎)

 

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