支度部屋でゆったりした笑顔を見せる白鵬=両国国技館(撮影・西岡 正)
「大相撲秋場所8日目」(19日、両国国技館)
「千代の富士超え」から一夜明け、白鵬が“平常モード”で55連勝を飾った。左四つから豪快なすくい投げで旭天鵬を土俵にたたきつけ、「今日は特に(連勝の)意識はなかった。(史上1位の双葉山の69連勝へ)また65、66(連勝)ぐらいになったら分からないけど」と涼しい顔だった。
ストレート給金は4場所連続で、通算では史上単独5位の15回目となったが、「あ、そうか。勝ち越しか。うれしいね」と素っ気ない。前日の興奮がウソのようなマイペースっぷりで、連勝記録と賜杯がかかる後半戦へ折り返した。
(2010年9月19日)