ロイ・ムクリスにTKO勝ちし2度目の防衛を果たした内山高志=さいたまスーパーアリーナ
ボクシングのダブル世界タイトルマッチは20日、さいたまスーパーアリーナで行われ、世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志(ワタナベ)は同級5位のロイ・ムクリス(インドネシア)に5回2分27秒でTKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。
内山は6連続KO勝利で、世界王座獲得からの3連続KOは日本人選手としては初めての快挙。
世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級王座決定戦で同級1位の河野公平(ワタナベ)は、同級2位で元暫定王者のトマス・ロハス(メキシコ)に0-3の判定で敗れ、王座獲得に失敗した。
内山は5回に強烈な右を当てて挑戦者を棒立ちにさせ、連打でダウンを奪うとレフェリーがカウントの途中で止めた。戦績は16戦全勝(13KO)となった。
2度目の世界挑戦だった河野は劣勢のラウンドが続き、12回に連打でダウンを奪ったが、仕留められなかった。河野の戦績は30戦25勝(9KO)5敗。日本のジムに所属する男子の世界王者は4人のまま。
(2010年9月20日)