J1・FC東京は19日、成績不振を理由に城福浩監督(49)を解任し、後任にW杯南アフリカ大会で日本代表コーチを務めた大熊清氏(46)を選んだと発表した。
9年ぶりにFC東京の監督へ復帰する大熊氏は、クラブを通じて「サッカーの原点、本質をもう一度見直し、責任ある試合やプレーをして、期待に応えられるように全力で頑張ります」とコメントした。
2008年に就任した城福監督は昨年のナビスコ・カップで優勝するなど実績を残したが、今季のリーグ戦では低迷。18日の磐田戦(ヤマハ)にも1‐2で敗れて未勝利が9試合続き、J1残留争いから抜け出せないでいた。FC東京は19日現在、4勝9分け10敗でJ2降格圏の16位。
大熊氏はFC東京の前身、東京ガス時代の1995年からチームを率いてJ1昇格に導き、01年に退任。03年にはU‐20W杯で日本をベスト8に導いた。その後、06年からイビチャ・オシム元監督、岡田武史前監督の下で日本代表のコーチを務めた。
(2010年9月21日)