判定でロハスに敗れ、うなだれる河野(左)=さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ(撮影・出月俊成)
「WBC世界Sフライ級王座決定戦」(20日、さいたまSAコミュニティアリーナ)
同級1位の河野公平(ワタナベ)が敗色濃厚の最終回、同級2位のトマス・ロハス(メキシコ)からダウンを奪い、奇跡の逆転KO勝利の期待が膨らんだが、判定負けで王座奪取を逃した。
河野は序盤から長いリーチのボディー攻撃に苦しめられ、防戦一方。12回、河野がロープを背にしたロハスに右カウンターをヒットさせ、猛ラッシュで初のダウンを奪ったが、相手に逃げ切られた。2人のジャッジが5ポイント差、1人は9ポイント差を付ける大差で完敗だった。
(2010年9月20日)
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