警察庁のホームページ(HP)が16日夜から17日未明にかけて、防衛省のHPも15日夕にいずれも閲覧しにくい状態になったことが分かった。大量のデータを送りつけて機能障害に追い込む「DDoS攻撃」を受けた可能性がある。
警察庁によると、16日午後9時ごろから17日午前0時半ごろの間、HPを開くのに時間がかかったり、閲覧できない事態が断続的に起きた。防衛省のHPは15日午後6時半から約30分間、つながりにくい状態になった。ともにHPの改ざんはなかった。
海上保安庁の巡視船と衝突した中国漁船の船長が逮捕された事件への抗議として中国のハッカー組織「中国紅客連盟」が日本政府機関のウェブサイトを攻撃すると表明したが、両省庁とも「関連は不明」としている。【鮎川耕史、樋岡徹也】
毎日新聞 2010年9月17日 19時42分