2010年9月20日21時40分
疾走する馬に乗り矢を放つモンゴルの選手=20日午前、青森市の合浦公園、小宮路勝撮影
疾走する馬に乗り的を狙うドイツ選手=20日午後、青森市の合浦公園、小宮路勝撮影
疾走する馬に乗り矢を放つ韓国選手=20日午前、青森市の合浦公園、小宮路勝撮影
“YABUSAME”に観客も熱狂――。6カ国の選手が自国に伝わる装束と弓矢で馬上から的を射る流鏑馬(やぶさめ)の「世界大会」が20日、青森市であった。日本の狩衣(かりぎぬ)やモンゴルの乗馬服、ドイツの伝統的な戦闘服などを着た各国選手が矢を放つたび、拍手とカメラのシャッター音が響いた。
米国、オーストラリア、ドイツ、モンゴル、韓国、日本の計28人が参加。海岸の砂浜180メートルを時速約50キロで駆ける馬上から45センチ四方の三つの的を射る。1人3回ずつの合計得点で順位を決めた。
個人の部の1位は、モンゴルの男性選手。次々と矢を的中させ、観衆から「よしっ、うまい」との声や拍手が起きた。日本人選手は4位が最高だった。(熊田志保)