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ギャンブル依存症:脱却へ 自助グループが集会、参加者が体験談--高松 /香川

 ギャンブル依存症の自助グループ「GA(ギャンブラーズ・アノニマス)ハッピー高松グループ」が19日、高松市錦町1の市男女共同参画センターで結成6周年の記念ミーティングを開いた。【吉田卓矢】

 ミーティングでは、全国からの参加者が、自らの体験談を語った。山口県の30代男性は、仕事で両替が必要になり、3年ぶりにパチンコ店に入ったことを告白。「店内の大音量が翌朝起きた時にも頭に残っていた。以前だったら、そのまま店に行っていた」と話し、「パチンコ店などに近づかないことが重要。どこかに油断があった」などと話した。

 宮崎県の30代女性は、昨年5周年の時には、生きる気力を失っていたが、ここで希望を取り戻したことなどを話し、「これからもミーティングに出続け、生きる力を得たい」と述べた。

 また、大谷大文学部の滝口直子教授=社会学=が「ギャンブル依存症-ギャンブラーの責任、家族の責任、そして許し」のテーマで、記念講演。「依存症を回復するには、家族や仲間に責任あるメンバーとして受け入れられることが必要」「ギャンブルしたいと思った時、欲求が出ることがいけないと思うのではなく、どう対処するかが重要」などと話した。

毎日新聞 2010年9月20日 地方版

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