商船三井:ホルムズ海峡でタンカー爆発 外部から攻撃か 

2010年7月28日 17時46分 更新:7月28日 23時1分

爆発事故が発生した場所
爆発事故が発生した場所
大型原油タンカー「M.STAR」(商船三井提供)=共同
大型原油タンカー「M.STAR」(商船三井提供)=共同

 国土交通省は、ペルシャ湾とオマーン湾の間にあるホルムズ海峡で28日午前0時半ごろ(日本時間同5時半ごろ)、航行中の商船三井(東京都港区)の大型原油タンカー「M・STAR」(マーシャル諸島船籍、約16万トン)の船体後部で爆発事故が発生したと発表した。船員1人が軽傷を負ったが、自力航行に影響はないという。乗組員が水平線上に光を目撃しており、外部から攻撃された可能性が高い。同海峡では近年、海賊事案は発生していないという。

 国交省によると、爆発は船体後部の右舷の甲板脇にある救命艇付近で発生、乗組員31人(フィリピン人16人、インド人15人)のうちインド人男性1人が、割れたガラス片で右腕に切り傷を負った。

 同船は、アラブ首長国連邦(UAE)のダスアイランド港で原油27万トンを船内タンクに満載して千葉港に向けて出航し、同海峡西方のオマーン領海内で攻撃を受けたと見られる。損傷状態の確認などのため、UAEに戻る形で航行している。【石原聖】

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