X61 CPUファン交換
数ヶ月前から、X61のファンから「ギリギリ…」と異音がするようになっていた。
ちなみにこんな音です↓
ダウンロード
"0:02~"1:15 電源投入~Windows ログイン画面
"1:16~"4:02 指紋認証ログイン~Windowsスタートアップ。
"4:03~ TPFanControl起動
風切音の他にギリギリといった異音が聞こえるかと思います。
今まで放置していたがそろそろ我慢の限界&X61を分解してみたい欲求に負け、
CPUファンの交換を決意!
まずは某オークションにて中古の正常稼動品のファンを購入。

約3000円でした。
分解&交換手順の書かれたThinkPad保守マニュアルをゲット。

こちらで入手できます。http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd11.nsf/jtechinfo/MIGR-62866
自宅で両面印刷して、FedExにてテープ製本してもらいました。
なんとなくそれっぽくなっているのが嬉しいw
ではここから実際の交換作業になります。後の参考になるように写真も撮りながら作業しました。
使用工具:ドライバー、ラジオペンチ
1. バッテリーパック取り外し

2.HDD取り外し


3.メモリカバー取り外し

ここまででこんな感じ

4.キーボード取り外し

背面のネジを外し、キーボードを奥にずらして持ち上げると写真のような状態になります。
持ち上げた状態でケーブルを外します。

こんな感じになります。

5.上部ケース取り外し

まず指紋認証センサーのケーブルを外します。

上部ケースを手前に引き出し、持ち上げると外れます。
キーボード・上部カバーを取り外すとこのような状態になります。

6.ワイヤレスLAN PCI Expressミニ・カード取り外し

7.MDC取り外し

後の工程でシステムボード丸ごと取り外すので、wifiカードとMDCはケーブルを外すだけでも可でした。
8.スピーカー取り外し

9.DC-in, RJ-11コネクタ取り外し

これもシステムボードのケーブルを外すだけで可。
10.LCDアセンブリー取り外し

11.ハードディスク・サブカード取り外し

細かい作業が続き、結構疲れます…
しかしいよいよ次でシステムボード取り外し!
12.システムボード、下部アセンブリー取り外し

写真の2箇所のネジを外すと、システムボードが外れるようになります。
システムボードを取り外した状態。

外したシステムボード

13.CPUファン交換
システムボードからCPUファン・シンク機構を取り外します。

写真のケーブルを外し、ネジ3箇所を緩めるとCPU冷却機構が外れます。
外した後の状態。

逆の工程で新しいCPUファンを取り付ける。

取り外したCPU冷却機構。

後は取り外し工程と逆の順番で組み立てていき、ファン交換は作業完了しました。
作業時間は約2時間。写真撮りながらの作業でしたので実作業時間は恐らく1時間45分ぐらいかと。
さて、交換も終了し待望の電源投入!
……静か! 異音ゼロ!
「X61は静か」を改めて実感しました。
交換後のファン音も録音してみました。
交換前:ダウンロード
交換後:ダウンロード
交換後の方は風切音のみで、ギリギリといった異音がしないのが確認できるかと思います。
異音解消に加え、交換前の起動直後のCPU温度が60℃であったのに対し、交換後は43℃まで下がりました。
異音の性質も考えると、駆動系が原因だったのかな? そこが解消されたことにより冷却効率も改善されたかと。
これで快適なThinkPadライフが戻りました!
内部構造も理解できたし、これでいつでもまたパーツ交換できそうだ。
ちなみにこんな音です↓
ダウンロード
"0:02~"1:15 電源投入~Windows ログイン画面
"1:16~"4:02 指紋認証ログイン~Windowsスタートアップ。
"4:03~ TPFanControl起動
風切音の他にギリギリといった異音が聞こえるかと思います。
今まで放置していたがそろそろ我慢の限界&X61を分解してみたい欲求に負け、
CPUファンの交換を決意!
まずは某オークションにて中古の正常稼動品のファンを購入。
約3000円でした。
分解&交換手順の書かれたThinkPad保守マニュアルをゲット。
こちらで入手できます。http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd11.nsf/jtechinfo/MIGR-62866
自宅で両面印刷して、FedExにてテープ製本してもらいました。
なんとなくそれっぽくなっているのが嬉しいw
ではここから実際の交換作業になります。後の参考になるように写真も撮りながら作業しました。
使用工具:ドライバー、ラジオペンチ
1. バッテリーパック取り外し
2.HDD取り外し
3.メモリカバー取り外し
ここまででこんな感じ
4.キーボード取り外し
背面のネジを外し、キーボードを奥にずらして持ち上げると写真のような状態になります。
持ち上げた状態でケーブルを外します。
こんな感じになります。
5.上部ケース取り外し
まず指紋認証センサーのケーブルを外します。
上部ケースを手前に引き出し、持ち上げると外れます。
キーボード・上部カバーを取り外すとこのような状態になります。
6.ワイヤレスLAN PCI Expressミニ・カード取り外し
7.MDC取り外し
後の工程でシステムボード丸ごと取り外すので、wifiカードとMDCはケーブルを外すだけでも可でした。
8.スピーカー取り外し
9.DC-in, RJ-11コネクタ取り外し
これもシステムボードのケーブルを外すだけで可。
10.LCDアセンブリー取り外し
11.ハードディスク・サブカード取り外し
細かい作業が続き、結構疲れます…
しかしいよいよ次でシステムボード取り外し!
12.システムボード、下部アセンブリー取り外し
写真の2箇所のネジを外すと、システムボードが外れるようになります。
システムボードを取り外した状態。
外したシステムボード
13.CPUファン交換
システムボードからCPUファン・シンク機構を取り外します。
写真のケーブルを外し、ネジ3箇所を緩めるとCPU冷却機構が外れます。
外した後の状態。
逆の工程で新しいCPUファンを取り付ける。
取り外したCPU冷却機構。
後は取り外し工程と逆の順番で組み立てていき、ファン交換は作業完了しました。
作業時間は約2時間。写真撮りながらの作業でしたので実作業時間は恐らく1時間45分ぐらいかと。
さて、交換も終了し待望の電源投入!
……静か! 異音ゼロ!
「X61は静か」を改めて実感しました。
交換後のファン音も録音してみました。
交換前:ダウンロード
交換後:ダウンロード
交換後の方は風切音のみで、ギリギリといった異音がしないのが確認できるかと思います。
異音解消に加え、交換前の起動直後のCPU温度が60℃であったのに対し、交換後は43℃まで下がりました。
異音の性質も考えると、駆動系が原因だったのかな? そこが解消されたことにより冷却効率も改善されたかと。
これで快適なThinkPadライフが戻りました!
内部構造も理解できたし、これでいつでもまたパーツ交換できそうだ。
1 ■No Title
私もこの現象がおきましたので、原因を調べたところ、ファンとファンの熱排出のために設置された金属部分との干渉によって起こっていることがわかりました。なので、金属部分のねじを外しホコリをとってからゆるめにねじを接続するとこの現象は改善いたしました。