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【ローズS】アニメイト復活!会心の中割り強襲
アパパネ(左)を鮮やかに抜き去り1着となったアニメイトバイオ(右)
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西で東で新星誕生。阪神で行われた秋華賞TR「第28回ローズS」(3着までに秋華賞の優先出走権)は、4番人気のアニメイトバイオが“中割り強襲”の荒業で重賞初V。秋華賞(10月17日、京都)の有力候補に浮上した。2冠馬アパパネは4着に敗れ、3冠に暗雲が立ち込めた。
陣営の完ぺきな仕上げと後藤の好騎乗がしっかりかみ合ってアニメイトバイオが完全復活した。
レースは有力馬が先行一団で進む平均ペース。「横並びで嫌な形になりそうだったので、一歩引いて競馬した」と後藤は冷静にオウケンサクラ、アパパネを前に見ての位置取り。直線は馬群が横に広がるがアニメイトには前にスペースがない。
「夏に英国で勉強してきたことが生きた」。各馬が一団でひしめき合うタイトな欧州スタイルの競馬。後藤が経験から得た作戦はフォームのバランスを保ったまま脚をタメて、前が開いた瞬間に一気に加速することだった。内で先に抜け出したアパパネをかわし、外から伸びてきたワイルドラズベリーも封じる。「馬の力を信じていたけど、いい根性を見せてくれました。馬を褒めたいし自分も褒めたいね」。会心の中割り強襲でアニメイトと牧師に重賞初制覇をプレゼントした。
調整過程、意欲ともに本番さながらの態勢でこのレースに挑んできた。「夏にノーザンファームで充実した日々を送ってくれた。いい体になっていたし、栗東トレセンに入厩してからも休み明けとは思えない仕上げができた」。牧師は仕上がりに胸を張った。
桜花賞時には「輸送は慣れているし、美浦でもいい調教はできる」と直前輸送で臨んだものの、マイナス20キロで8着。今回はオーナーサイドの意向を受け入れて、早めに栗東トレセンに入厩しての調整だった。馬体増減はなし、研ぎ澄まされた体には陣営の意気込みが現れていた。後藤も「期待以上の変化」と成長を感じ「実質的にG1のような気持ちで」と気合をみなぎらせていた。
今後はこのまま栗東トレセンに滞在して本番へ向かう見込み。ここで見せた根性と切れ味を武器に一気にG1の頂点に駆け上る。
◆アニメイトバイオ 父ゼンノロブロイ 母レーゲンボーゲン(母の父フレンチデピュティ)牝3歳 美浦・牧厩舎所属 馬主・バイオ 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績10戦3勝 総獲得賞金1億3259万円。
【レース結果】
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